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Claude Codeをオンチェーンリサーチエージェントに変える

著者: Uttam Singh

最終更新日: 2026年8月27日1分で読めます
Claude Codeをオンチェーンリサーチエージェントに変える

かつて、ブロックエクスプローラーを読み解くことは暗号資産業界で最も投資対効果の高いスキルの一つだった。資金の流れを追い、コントラクトの呼び出しを解読し、インサイダーの買いを見抜くには相応の練習が必要で、それができる人間には優位性があった。その優位性は今やClaudeのサブスクリプションとブロックチェーンRPCへのアクセスで済むようになった。今求められるスキルは、どんな質問をするかを知ることだ。資金はどこから来たのか。管理者権限は誰が持っているのか。開発者は実際に何ができるのか。チェーンと質問さえ与えれば、エージェントはこの3つすべてに答えられる。

リサーチエージェントに必要なものは?

必要なのは2つ、コーディングエージェントとチェーンを読む手段だ。Alchemyを使ったClaude Codeのセットアップガイドに従っていれば、すでに両方揃っている。まだなら、Alchemy CLIをインストールしてサインインする。

bash
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npm i -g @alchemy/cli@latest alchemy auth login alchemy install skills

alchemy install skillsはClaude CodeにCLIの使い方を教えるので、コマンドを推測することなく残高、トランザクション履歴、コントラクトの状態を照会できるようになる。CLIよりツールを好む場合は、Alchemy MCPサーバーが100以上のネットワークにわたる168個のツールとして同じデータを公開しているし、Claude Code用Alchemyプラグインは両方を1回のインストールにまとめている。CLIはx402経由で呼び出しごとに読み取りの代金を支払うこともできるので、資金のあるウォレットを持つエージェントならAPIキーすら不要になる。

任意で追加できるものが2つあると、エージェントはさらに鋭い調査員になる。Etherscan APIキーがあれば検証済みのコントラクトソースコードを取得できるので、セレクタから推測するのではなく、関数が実際に何をしているかを読める。またArkhamのインテリジェンスプラットフォームはアドレスを実在のエンティティに紐付けるので、「0x4f2a...から資金提供」が「Binanceのホットウォレットから資金提供」に変わる。どちらも必須ではない。RPCだけでほとんどのローンチに関する疑問には答えられる。

実際の調査はどのようなものか?

動画から実例を取り上げよう。Uniswap v4フックとボンディングカーブを通じてローンチされたミームコインだ。チームは匿名で、フェアローンチを謳っていた。フェアローンチという主張は検証可能なので、検証してみた。

Claude Codeに渡したプロンプトを、軽く整えたものがこちらだ。

このトークンはボンディングカーブを持つUniswap v4フックを通じてローンチされ、フェアローンチを謳っている。フックとトークンのデプロイ、初期流動性のトランザクションを見つけてほしい。デプロイヤーが一般公開前に何かを購入していないか確認してほしい。デプロイヤーのウォレットにどこから資金が入ったかを追跡してほしい。RPCとデータにはAlchemy CLIを使ってほしい。

そこから先、エージェントはアナリストがやるのと同じように作業を進めた。ただし速い。デプロイのトランザクションを取得し、デプロイヤーのアドレスを特定し、転送履歴から取引開始直後の状況を再構築し、デプロイヤーの資金源を遡って追跡した。数分後、エージェントは結論を持って戻ってきたが、その中のすべての主張には出典が付いていた。トランザクションハッシュ、コントラクトアドレス、あるいは読み取ったブロックだ。

このローンチに対する結論には2つの側面があった。仕組みの上では、フェアローンチという主張はおおむね成立していた。プレセールなし、チーム配分なし、隠れたミントなし。しかしデプロイヤーは自らのローンチに対してフロントランを行い、一般公開の前に買い込んでいた。そしてデプロイヤーのウォレットはプライバシープロトコルを通じて資金を得ており、身元の追跡はそこで途絶えている。ローンチは仕組みとしてはフェアでありながら、先に買い込んで身元を隠した人物によるものであり得る。この微妙なニュアンスは、エクスプローラーをざっとスクロールしただけでは見逃されがちだ。

そこに至るまで、誰もエクスプローラーのページを手作業で読んでいない。すべては1つのプロンプトと数分の待ち時間で完結した。

どんな質問をすべきか?

これから目にするどのトークンに対しても同じ質問が通用する。だからこそ学ぶ価値がある。まずはこれらから始めよう。

  • 資金はどこから来たのか? デプロイヤーの資金源を追跡する。取引所から資金供給された新規ウォレットは普通のことだ。ミキサーやプライバシープールを経由した資金供給は、重く見るべきシグナルだ。
  • 管理者権限は誰が持ち、何ができるのか? エージェントにコントラクトを読ませ、特権的な関数をすべてリストアップさせる。ミント、一時停止、アップグレード、手数料変更、ブラックリストなど。「開発者は実際に何ができるのか」はコードに関する問いであり、コードは公開されている。
  • インサイダーは一般公開前に動いたか? ローンチをブロック単位で再構築する。デプロイヤーの買い、同じ資金源から資金供給されたスナイパーウォレット、流動性の引き揚げと再追加。
  • 流動性は実際どこにあるのか? 誰が提供したのか、ロックされているのか、そして流動性が抜けたときホルダーに何が起きるのか。

以下は、任意のトークンに対して同じ調査を実行するためにClaude Codeに貼り付けられるプロンプトだ。まず対象を尋ねるようになっているので、勝手に対象を作り出すことはない。

text
Copied
You are an onchain investigator. Start by asking me for the token contract address and the chain it lives on. Wait for my answers and confirm them back before doing anything. Then, using the Alchemy CLI for RPC and data: - Find the deployment transaction and the deployer address. - Reconstruct the launch: initial liquidity, the first buys, and whether the deployer or related wallets bought before the public. - Trace where the deployer wallet was funded from, as far back as the trail goes. - Read the token and pool contracts and list every privileged permission: minting, pausing, upgrading, fee changes, blacklists. - Give me a verdict on any claims the project makes about its launch. Cite a transaction hash or contract address for every claim, and say plainly when a trail goes cold. This is read-only research. Do not sign or send any transactions.

ここからさらに踏み込むこともできる。エージェントに検証済みコントラクトを取得させ、リスクのある関数を説明させたり、標準的なERC-20とトークンを比較して差分をすべて説明させたりできる。Alchemy CLIでより速くできる12のことの記事には、さらに参考になるパターンが載っている。

より良い質問を始めよう

これらはすべて無料枠で実行できる。Alchemy CLIをインストールしてサインインすれば、1分以内にエージェントがメインネットを読み始める。契約もウェイトリストも不要で、x402経由で読み取りをルーティングすればAPIキーすら不要だ。そしてリサーチエージェントが見つけた情報をもとに行動するものへと進化したときには、オンチェーンエージェントの構築ガイドが、次に必要になるウォレット、決済、データの各レイヤーをカバーしている。

ブロックエクスプローラーはなくならないし、その使い方を知っておくことは今も役に立つ。しかし、読む作業は今やエージェントの仕事だ。何を尋ねるかを決めるのはあなたの仕事である。

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