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ブロックチェーン開発者になるには:知っておくべきこと

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執筆者 Alchemy

2022年5月7日 公開読了時間 4 分

90年代後半、インターネットが一般家庭に普及しつつあった時代に戻れたとして、早い段階で波に乗るチャンスがあったとしたらどうしますか。

例えば、Yahooの最初の12人の社員の1人になる話が来たとします。受けますか? 今知っていることを踏まえれば、おそらく受けるでしょう。

過去には戻れませんが、幸い、テクノロジー革新の最前線には今も大きなチャンスが存在し続けています。実のところ、私たちは今、それと似た歴史的な局面にいます。

暗号資産、そしてDeFi(分散型金融)、NFT(非代替性トークン)、DAO(分散型自律組織)といったブロックチェーン関連の技術は、2022年のビジネスやコミュニケーションのあり方において引き続き大きな役割を果たしています。

数十億、数百億ドル規模の投資資金が暗号資産分野に流れ込み続けており、その勢いが衰える兆しはありません。

以下に、Web3の未来を築こうとしている数多くの新興企業の一部を挙げます。

Layer
Category
Projects/Services

Decentralized Applications

DeFi

UNISWAP, AAVE, SUSHISWAP

Decentralized Applications

Identity & Auth.

ENS, METAMASK, ARGENT

Decentralized Applications

NFTs

OPENSEA, NIFTY GATEWAY, RARIBLE

Decentralized Applications

Data

HANSEN, CHAINLINK, THE GRAPH

Presentation Layer

Web3 Native Libraries

ETHER.JS, WEB3.JS, ALCHEMY WEB3

Presentation Layer

Developer Environments

HARDHAT, TRUFFLE, BROWNIE

Presentation Layer

File Storage

IPFS, FILBASE, ARWEAVE

Blockchain Interaction Layer

Data Access

SUPERNODE, BUILD, MONITOR, NOTIFY, APIS, NFT API

Blockchain Interaction Layer

Self-Hosted Nodes

Self-Hosted Nodes

Blockchain Interaction Layer

Block Explorers

SNOWTRACE, ETHERSCAN, POLYGONSCAN

Network Layer

EVM Blockchains

ETHEREUM, POLYGON, ARBITRUM, AVALANCHE, STARNET, CRONOS, OPTIMISM, ZK SYNC

Network Layer

Non-EVM Blockchains

NEAR, FLOW, SOLANA, TERRA

暗号資産の価格追跡サイトCoinGeckoによれば、世界の暗号資産の時価総額の合計は2兆ドル弱に達しています(2022年上半期時点)。

2兆USDに迫る世界の暗号資産時価総額を示すCoinGeckoのチャート
出典

数字の話はここまでにして、これがあなたにとって何を意味するのかを考えてみましょう。

ブロックチェーン開発は良いキャリアか

今最も収入の高いキャリアパスの一つが、ブロックチェーン開発者になることです。Talentによれば、ブロックチェーン開発者の平均年収は14万5000ドルです。ブロックチェーン開発者への需要は増え続けており、今が参入の好機です。

ブロックチェーン開発者は、初期段階のプロジェクトへの投資など、数多くの機会において他にはない優位な立場にも立てます。

ブロックチェーンを開発することで、成功しそうなプロジェクトを見極め、勢いのないプロジェクトを避ける目が養われます。何がうまくいき、何がうまくいかないのかをリアルタイムで見ながら、Web3の未来を自らの手で築いていくことになります。

ブロックチェーン開発者に必要な知識とは

ブロックチェーン開発者として必要なスキルには、Javascript、Python、Solidityといったプログラミング言語や、ブロックチェーン、コンセンサスメカニズム、ハッシュ関数、ガスといった主要な概念の理解が含まれます。

新しい技術を学ぶ素養があり、根っからの開発者であれば、プロフェッショナルとして成功する機会は数多くあります。ただし、そこに至るにはいくつかのスキルと、ブロックチェーン開発における主要な概念の理解が必要です。

以下に、押さえておくべき基本を挙げます。

ブロックチェーン開発者になるために必要な5つのスキル

1. よく使われるブロックチェーン向けプログラミング言語

ブロックチェーン開発者として、複数のプログラミング言語を学ぶ必要が出てきますが、Javascriptの習得は避けて通れません。

Javascriptは汎用性と移植性に優れた言語で、ブロックチェーンのエコシステムで広く使われています。例えば、既存のスマートコントラクトとやり取りする分散型アプリケーションを構築する際に、Javascriptのライブラリをそのまま使うことができます。

C++(伝説的なBitcoinはこの非常に柔軟な言語で書かれています)やPythonにも精通していれば、なお良いでしょう。特にPythonは、バックエンド開発や高度なスクリプティングに注力したい場合に有用です。

まずはEthereum Javascriptのリソースに時間をかけて目を通すことを強くお勧めします。もちろん、Solidityの学習にも時間を投じるべきです。詳しくはこちらで解説しています。

複数のプログラミング言語を学ぶだけでは終わりません。

2. ブロックチェーン技術の基礎

ブロックチェーン開発者にとって、ブロックチェーン技術の基礎を理解することは不可欠です。BitcoinとEthereumのホワイトペーパーを読むことは必須と言えます。ただし、それに加えていくつかの主要な概念も理解する必要があります。

例えば、ブロックチェーンの本質は**分散型台帳技術(DLT)**の一種であるという点を押さえておくことが重要です。これは、データのブロックを複数の場所や主体に分散させることで、中央管理者を持たないデータベースを機能させるプロトコルです。ブロックチェーンは暗号資産に使われるのはもちろんですが、用途はそれだけにとどまりません。今後は、組織や、場合によっては国家が、選挙の実施やさまざまな政府資金の使途決定にブロックチェーンを使うようになっていくと考えられます。また、ほとんどのブロックチェーンは誰でも閲覧できる公開台帳であるという意味で、説明責任という側面ももたらします。この利用が広がるにつれて、政治やビジネスの状況にどのような影響が及ぶかは想像に難くありません。ブロックチェーンが世界のあらゆる問題を解決するわけではありませんが、その強力な用途の理解はまだ始まったばかりです。

3. ブロックチェーンのコンセンサスメカニズム

ブロックチェーンと暗号資産における画期的な発明が、コンセンサスメカニズムです。これは、中央権威を持たない分散型のピアツーピアシステムが意思決定を行うための手順です。どの取引を台帳にどのような順序で追加するかを合意するための仕組みです。 簡単な例を挙げます。

ブロックチェーンのコンセンサスメカニズムが分散ノード間の合意を維持する仕組みの図

Proof of WorkとProof of Stake

上述の通り、ブロックチェーンには通常複数のコンセンサスメカニズムがありますが、いずれも台帳の記録が信頼できるものであることを保証するという同じ目的のために存在します。

最も広く使われている2つのコンセンサスメカニズムは次の通りです。

Bitcoinネットワークを支える仕組みとして最もよく知られているProof of Workは、計算能力(マイナーによる)を用いて複雑な数学的問題を解くことで、ブロックチェーンの安全性と正確性を担保するプロセスを指します。

その見返りとして、これらの問題を解くために必要なリソースを投じたマイナーにはBitcoinが報酬として支払われます。

Proof of WorkはBitcoinを支えている一方で、エネルギー消費が非常に大きいことが分かっており、Solanaをはじめとする多くの新しいブロックチェーンはこれを避けようとしています。とはいえ、Proof of Workを採用するブロックチェーンは、セキュリティのレベルが高く、ネットワーク上の取引を検証する分散型の手段を提供する傾向があります。

一方Proof of Stakeは、エネルギーコストを大幅に抑えたProof of Workの代替手段です。取引の検証にエネルギーを使う代わりに、Proof of Stakeはバリデーターに正しい振る舞いを強制するために金銭的なペナルティを用います。

「2つのコンセンサスメカニズムの大きな違いの一つがエネルギー消費です。Proof-of-Stakeのブロックチェーンでは、マイナーが同じパズルを解くために競い合うといった重複した処理に電力を費やす必要がないため、Proof of Stakeはネットワークがはるかに少ない資源消費で動作することを可能にします」とCoinbaseは述べています。

もともとProof of Workで稼働していたEthereumも、現在はProof-of-Stakeを使用しています。

両者のコンセンサスメカニズムをさらに詳しく比較すると次の通りです。

Proof of Work
Proof of Stake

Proof of work is a requirement to define an expensive computer calculation, also called mining

Proof of stake, the creator of a new block is chosen in a deterministic way, depending on its wealth, also defined as stake.

A reward is given to the first miner who solves each blocks problem.

The PoS system there is no block reward, so, the miners take the transaction fees.

Network miners compete to be the first to find a solution for the mathematical problem

Proof of Stake currencies can be several thousand times more cost effective.

Aspect
PoS (Proof of Stake)
PoW (Proof of Work)

Full Name

Proof of Stake

Proof of Work

How It Works

Owners of the cryptocurrency can stake their coins, then the protocol selects a validator who adds a new block of transactions and earns rewards.

The first miner to solve the puzzle (finding a target hash) gets to add a block of transactions and earn rewards.

Energy Usage

Low

High

Equipment & Resources Required

PoS doesn't require validators to purchase specialized equipments or to solve complex equations.

PoW requires hardwares and energy, because mining capacity depends largely on a miner's computational power.

両方のコンセンサスメカニズムの基本を理解するための優れたリソースがネット上に数多くありますので、時間をかけて学ぶことを強くお勧めします。

もちろん、暗号資産やブロックチェーンが今後も進化を続ける中で、新たなコンセンサスメカニズムが生み出され使われていくことはほぼ間違いないでしょう。

4. ハッシュ関数

コンセンサスメカニズムに加えて、ハッシュ関数についても理解しておく必要があります。

ハッシュ関数は、新しい取引をブロックチェーンに書き込み、エンコードされたデータの安全性を確保するために使われます。

ハッシングとは、数学的関数を用いて、任意のデータ入力を固定サイズの文字列に変換する操作です。簡単に言えば、あるアルゴリズムによって、文字列が決まった配列の数字と文字に変換されるということです。

これらの関数は、最終的にブロックチェーンの不変性、つまり取引履歴を恒久的に保持できるという性質を担保します。ただ、これこそが、ブロックチェーン開発が中央集権型のエコシステムでのプログラミングよりも難しい理由でもあります。

こうしたプロトコルの設計には長い時間がかかります。完璧な形で作り込む必要があるためです。理論上、コードをアップロードした後は、ごく一部の例外を除いて変更ができません。

この技術をより深く理解するため、できるだけ多くのオンラインコースを受講することをお勧めします。

まず手始めに:

  • Princeton大学には優れた暗号資産の無料コースがあります。
  • MITにも優れたコースがいくつかあります。
  • Ethereumの共同創設者であるVitalik Buterinによるこの講義も、ブロックチェーンの技術的な側面について優れた解説と入門を提供しています。

動画講義やコースの他にも、優れた書籍がいくつかあります。

これで網羅できているわけではありませんが、上記の内容を読み、実践すれば、ブロックチェーン開発者になるための道は大きく開けるはずです。

5. ガス、マイナー、そしてスマートコントラクト実行のコスト

スマートコントラクトの実行に対してマイナーに支払われるEthereumのガス代の図

ブロックチェーン開発者として、Ethereumのエコシステムにおける「ガス」の役割も理解しておく必要があります。

Ethereum Virtual Machine(すべての取引が計算処理として実行される場所)が持つ空間には非常に限りがあります。常にその時々で、限られた計算空間の供給に対する需要は変動しています。

そこでは、ユーザーがEthereum上の計算能力の単位である「ガス」に対して料金を支払う、常時開催されるオークションのような仕組みが機能しています。

ユーザーとしては、ガス代を節約する方法を知っておくことが、自身の暗号資産ポートフォリオにとって有利になります。ガスをよりコストの負担が少ないものにしつつ、マイナーにも公平な報酬を確保することは、暗号資産分野の多くの開発者にとって優先課題です。

ブロックチェーン開発者コミュニティとつながるには

ブロックチェーン開発者コミュニティとつながる最良の方法は、Discordのサーバーやコミュニティに参加し、Twitter上でweb3の開発者やインフルエンサーと関わり、web3のハッカソンやカンファレンスに参加することです。

プログラミングができるかどうかが、ブロックチェーン開発者としての成功において最も大きな役割を果たすことは間違いありませんが、コードを一行も書かずにできることも数多くあります。

ブロックチェーン開発者のコミュニティは、主にウェブ上の2つの場所に集まっています。DiscordとTwitter(リンク先)です。最も重要な議論はそこで行われており、人脈を築いたり仕事を探したりする場もそこにあります。

従来の職場とは異なり、LinkedInにきちんとしたスーツ姿の写真を載せる必要はありません。Web3の世界で最も重視されるのは、実践、暗号資産インフルエンサーの追跡、コースの受講、ハッカソンへの参加などを通じて得られる、ブロックチェーンに関する地道な蓄積、つまり実質的な知識です。

暗号資産やブロックチェーンについて興味深いコンテンツを発信していれば、たとえ匿名で面白いアバター画像を使っていても、人とつながり、注目を集めることができます。

ぜひ参加しておきたいDiscordサーバーやコミュニティをいくつか挙げます。

そして、フォローを検討すべき暗号資産・ブロックチェーン分野の主要なインフルエンサーは次の通りです。

また、必ずしも誰にとっても好みとは限りませんが、カンファレンスへの参加も、直接会って人脈を築き、専門的な関係を発展させる良い方法です。すべてを挙げることはできませんが、まずはこちらの充実したリストから始めてみてください。

あなたも未来のブロックチェーン開発者になれる

プログラミングの世界に足を踏み入れたばかりであっても、ブロックチェーンのキャリアをさらに高めたいと考えている場合であっても、地道に取り組む以外に道はありません。 とはいえ、暗号資産とブロックチェーン技術は、金融、ビジネス、文化などあらゆる分野を変えつつあり、その機会は尽きることがありません。

本ガイドで紹介した提案やヒントに従えば、この世界的な変革の最前線に立つ開発者への道を大きく前進させることができるでしょう。AlchemyはWeb3を代表するノードサービスプロバイダーの一つです。その他のサービスとして、Enhanced API、Notify API、そして最新のNFT APIを提供しています。

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ブロックチェーンで魔法を生み出す

Alchemyは、最も強力なweb3開発者向けプロダクトとツールを、豊富なリソース、コミュニティ、そして卓越したサポートと組み合わせて提供します。